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赤木メソッドとは、患者様が持っている免疫を活性化させる免疫統合医療を指します。副作用が少ないがん治療であるため、「自分らしい生き方をまっとうしたい」と考える患者様から選ばれている治療法です。これまでにがん専門の外科医としておよそ30年間で5,000例近くの手術を行ってきました。しかし、どんなにきれいにがんを切除しても、再発する患者様は一定数います。そんななか2013年に「ハイパーサーミア」と呼ばれる温熱療法を知り、「がんという大敵に一矢報いたい」という想いを胸に免疫療法を行うようになりました。
標準治療では、咽頭や頭部にがんができれば、声を失ったり顔が変形したりする場合もあります。しかし、ステージ4のがん患者様でも、赤木メソッドを始めて効果が表れればがんがほぼ消失するケースがあります。それは、「奇跡」ではなく、「治療が効いた」ことを意味します。がんと闘える力を築く治療法であるため、治療が進むにつれて患者様が元気を取り戻すことが実感できます。
当院が採用しているハイパーサーミアと呼ばれる温熱療法は、体を温め免疫の働きを活性化させることを目的としています。8メガヘルツの電磁波が出るハイパーサーミアで体の中心部から温め、がんを特異的に叩くことが特徴です。
80~90代の高齢の患者様の場合、標準量の抗がん剤は体に負担が大きく、苦しい副作用に悩まされるケースも少なくありません。抗がん剤の使用量が多ければ、免疫を著しく低下させてしまいます。「がんを最大限に殺せる量」の抗がん剤を投与する際には、人が死なないギリギリの最大量が投与されることになります。
高齢で末期がんを患っている患者様でも、ハイパーサーミアと低用量抗がん剤治療を行うことで、末期の状態のがんがきれいに消えた事例もあります。免疫を活性化することで、がんは消えることがわかったのです。がんの進行具合はステージ0~4に分けられますが、ステージ4の「原発巣(最初にがんができた場所)から他臓器へがんが転移している」の状態やがんが再発した場合は、ほとんどの場合で手術はできなくなり、がんが治る可能性は極めて低くなるといわれています。そのような状態になっている患者様にも、赤木メソッドなら治療を行うことが可能です。
標準治療では薬の使用量を減らすことは認められていないため、低用量抗がん剤治療を行う際には自由診療となります。そのため、「自由診療でもいいので、できることをしたい」と訴えられる患者様に、ハイパーサーミアと低用量抗がん剤を使用した治療を提供しております。
当院では、ハイパーサーミアと低用量抗がん剤に加えて、水素ガス吸入を行うことが特徴です。水素ガス吸入を行うことで、がんを生み出す特殊なたんぱく質を消失させることが可能です。その結果、がんによる痛みは消失し、がんが小さくなります。まだ100%の治療効果はありませんが、生きる意欲を感じる方は治療の効果が表れやすい傾向があります。
難治性がんといわれているすい臓がんは、あらゆるがんの中でも最も生存率が悪いといわれています。これは、早期では無症状であるため病気の進行に気付きづらく、気付いたときには手の施しようがない状態になっているケースがほとんどであるためです。標準治療では5年生存率がわずか2%といわれていますが、赤木メソッドではすい臓がんの改善率が30%前後になっています。
免疫は患者様の心の状態に強く左右されるため、患者様の心の持ちようがとても大切です。患者様に信用して頂くことも大切ですが、自分自身も患者様を信用するよう心掛けています。
免疫療法を主軸に置いていることが、他の抗がん剤治療との大きな違いです。他の病院では、残念ながら患者様ではなく「成績優先」になっているケースが少なからずあります。免疫療法を行う際に、当院では水素ガス吸入療法を行います。日常的に水素を吸入して頂くことで、キラーT細胞を正常な働きに戻すことが可能になります。そうすることで、キラーT細胞は体のなかでがん細胞を攻撃できるようになり、がん腫瘍は縮小します。
オプジーボの使用量を標準治療の6分の1に抑えたうえで、水素ガス吸入を併用することで生存率を大幅に伸ばすことが可能になります。また、水素吸入をすることで、副作用の辛い症状が軽減する患者様が多くいらっしゃいます。これは、水素を吸入することで、悪玉活性酸素が消去されることが理由として挙げられます。
また、赤木メソッドでは、約1,000名の患者様の検査結果から血液検査をカテゴリー分けしています。免疫力が高く治りやすいのは、カテゴリー1の「善玉キラーT細胞が多く、悪玉キラーT細胞は少ない」状態の患者様です。免疫を上げるためにも、患者様には「前向きな気持ちになるよう過ごす」ことも指導しております。意欲的な言動や前向きな気持ちは、免疫を活性化させます。ご本人が元気でいることで、キラーT細胞も元気になりやすい傾向があります。
なお、赤木メソッドの勝負となるのは、最初の3ヵ月間です。この期間で、早い人ではがんが消失します。最初の3ヵ月間のうち、月に4日は集中的に治療を行いますが、入院の必要はありません。1週目はオプジーボ+ヤーボイ+ハイパーサーミア、2週目はひかり免疫療法+ハイパーサーミア、3週目はオプジーボ+ヤーボイ+ハイパーサーミア、4週目は低用量抗がん剤+ハイパーサーミアを実施します。
これに加えて、レンタル可能な水素ガス吸入器で毎日3時間以上水素を吸入して頂きます。赤木メソッドで大切なのは「大体良くなった」と思った段階で治療をやめないことです。がんが消えたとしても、がん細胞は体のどこかに残っていて、免疫が落ちたすきを狙って出てくることがあります。そのため、数ヵ月に1回は来院して検査を受け、高濃度ビタミンCの点滴を受けて頂くことが重要です。治療が一通り終了した後も水素ガス吸入療法を続けて頂くことで、免疫のリカバリーが容易になります。
オプジーボとヤーボイが効く環境を作るのが、赤木メソッドの肝だといえます。そのなかにハイパーサーミアや水素ガス、低用量の抗がん剤などがあります。T細胞が誘導されておらず、免疫が本当に活性化した状態でなければ、オプジーボとヤーボイは効かないものです。抗がん剤治療は、がん細胞破壊を起こすための治療です。標準治療は抗がん剤でがん細胞を死滅させることが目標ですが、私たちの目標は免疫細胞を使ってがん細胞を死滅させることです。
そして、赤木メソッドの重要な土台ともいえるのは、水素ガス吸入療法です。これを行うことで、あらゆる治療の効果を高めることが可能になります。最初の3ヵ月間は1日に3時間以上吸入して頂く必要がありますが、睡眠中に吸うことを習慣化すれば長時間の吸入も苦にはなりません。私自身も毎日水素を吸入していますが、睡眠の質が良くなり、翌日に疲労感を残すことなくすっきりと起き上がれることを実感しています。
なお、免疫の働きは睡眠中に活性化することが特徴です。水素を吸入することで、脳や血流の少ないすい臓にも水素が行き届き、免疫を活性化させてくれます。当院では、1分間に1,200mlもの高濃度の水素ガスが発生する機械を使用しています。現在はさまざまな水素ガス吸入器が流通しているため、信頼できる水素ガス吸入器を選ぶことが重要です。
水素ガス吸入療法を取り入れたばかりの当時、乳がんの68歳の患者様がいらして、乳がんの手術後に再発し、肝臓や脊髄、首のリンパ節にも転移している状況でした。全身の痛みも強く、せめて患者様の苦痛を取り除きたいという一心でハイパーサーミア+低用量抗がん剤治療に加えて水素ガス吸入療法を行うことにしました。すると、水素ガス吸入を始めてわずか2週間であごの腫れはスッキリと消え、首のリンパ節に転移したがんは縮小していました。非常に高値だった腫瘍マーカーも、ストンと落ちています。それから水素ガス吸入療法の研究を行うと、治療効果が格段に上がることがわかりました。
「水素ガス吸入は、がん治療の革命になる」と確信し、私はメスを置く決心をしました。手術をしなくても末期がんや再発がんが赤木メソッドで消えていくのを目の当たりにし、がん治療に本当に必要なのは「免疫を活性化して、自分の力でがんを治していく医療」が重要であると考えるようになりました。
ステージ4のがんでも、短期間でがん細胞が死滅した事例もあります。その反対にステージ1~3で手術可能な患者様でも、当院に足を運ばれる患者様もいらっしゃいます。患者様がご希望されれば、あらゆるステージにあるがん患者様も診察・治療を行っています。早期がんの患者様に赤木メソッドを行った場合は、経過が良好な患者様が多い傾向があります。これは、標準治療を受けていない患者様の体の中の免疫は、抗がん剤の影響を受けておらず元気な状態であることが多いためです。
ステージ4の悪性リンパ腫やステージ4の膵臓がん、がんが骨転移された患者様なども、赤木メソッドを行うことでがんが消失した実例もあります。赤木メソッドを受けられるのは70~90代などの高齢の方も多くいらっしゃいますが、抗がん剤の副作用が消失するため以前のように元気を取り戻される様子が多く見受けられています。
大掛かりな手術をする必要がないため、治療後の回復も早い方が多くいらっしゃいます。体に負担が少ない方法で治療をしたい高齢の方には、最適な治療法だと考えております。がんを発症された方だけではなく、がん予防治療も当院は力をそそいでおります。具体的には、高濃度ビタミンC点滴療法を行うことで、免疫力向上や疲労回復効果、がん予防などが期待できます。
ビタミンCは過剰に摂取しても必要ない分は尿と一緒に輩出されるため、基本的には副作用が表れることはありません。なお、G6PD欠損症の方は高濃度ビタミンC点滴療法を実施することはできないためご注意ください。ビタミンC血中濃度を維持するためにも、サプリメントによるビタミンCの接種を推奨しております。なお、費用の方は相談料+血液検査(G6PD検査)は10,000円(税込)、高濃度ビタミンC25gは19,000円(税込)、高濃度ビタミンC50gは24,500円(税込)となっております。
幅広い自由診療に対応しているため、「日本では未承認でも海外では承認済み」のような治療も積極的に受けて頂くことが可能です。
抗がん剤治療は、自由診療となる低用量で行っています。ハイパーサーミアや水素ガス吸入を行うことで、抗がん剤の使用量は標準治療の6分の1まで抑えられます。その結果、副作用に苦しまずにがん治療をすることが可能になります。入院も必要ではないため、患者様の心身に負担が少ない治療法だといえるでしょう。がん免疫サイクルのスタートを切るためにも、がん細胞の種類を知り、抗がん剤を選ぶことが重要です。
なお、抗がん剤点滴静注の場合、費用は1回あたり275,000円(税込)です。「はじめての自由診療で費用面が心配」という方も、まずはお気軽にご相談ください。健康保険が適応する治療と適応しない治療を丁寧にお伝えさせて頂いたうえで、費用も含めた治療計画をご説明し、患者様がご納得頂ける治療方針を決定しております。
免疫を著しく低下させる原因の一つに、「抗がん剤の使用量」が挙げられます。問題といえるのは、抗がん剤自体ではなく、使用量だと私は考えます。標準治療では、抗がん剤の使用量は「がんを最大限に殺せる量」を投与することが定められています。しかし、標準治療の抗がん剤の使用量は、正常細胞をも死滅させてしまうことが問題だといえます。がん撲滅に向けて体のなかで闘っている免疫細胞も傷つき、疲弊してしまいます。
つまり、標準治療の抗がん剤治療は、長引くほど体ががんと闘う力を失いやすくなります。ステージ3~4の「切除不能」と診断されたがんや再発がんに対しても、標準治療ではガイドラインで決められた抗がん剤の量を投与する他ありません。しかし、進行がんを抗がん剤で治そうとするのは困難を極め、体が副作用の害に負けてしまうケースが少なくありません。
それに対し、低用量の抗がん剤治療を続けると、「免疫が活性化しやすい」ことがわかっています。低用量の抗がん剤治療は自由診療の対象となりますが、抗がん剤を少ない量にすることでがんが消失するという予想以上の効果が表れています。そのため、ハイパーサーミアや水素ガスなどと併用して、低用量の抗がん剤治療も行い、がん細胞を死滅させるよう治療を進めます。
がん免疫サイクルのスタートを切るためにも、がん細胞の種類を知ることが重要なポイントです。そのために、赤木メソッドでは「CTC(血中循環がん)検査」を実施しております。CTC検査を行うことで「この抗がん剤が効く」という確証を得られたうえで、治療が行えるようになりました。
ファーストステップとして有用なのは、「ひかり免疫療法」です。ひかり免疫療法は点滴で行い、薬剤のなかにリポソームと呼ばれる小さな物質が無数に入っています。リポソームはがん細胞との親和性が高い性質があり、がん細胞にだけ特異的に取り込まれることが特徴です。ひかり免疫療法は副作用がなく、がん細胞だけを破壊することが可能です。
がん患者様の血液中には数万個にも及ぶがん細胞が流れているといわれますが、ひかり免疫療法を1回行うと、それがゼロになるとも報告されています。ひかり免疫療法は、合計で6回実施します。ひかり免疫療法は光が皮膚から5cmほどのところまでしか届かないため、深部まで光が到達する機械が開発されるにはまだ時間はかかりますが、期待が寄せられています。
キラーT細胞が誘導された状態というのが、一番オプジーボが効く状態です。「がん免疫サイクル」という言葉をよく耳にする方も多いかと思いますが、がん免疫サイクルのすべてが活性化されると、キラーT細胞が活性化され、がん細胞を攻撃できる状態になります。サイクルのなかで「がん細胞の破壊」「がん抗原を提示」「樹状細胞とT細胞の接触」の①~③の部分にハイパーサーミアが効くことがわかっています。
がんによって、使う抗がん剤は異なります。最近では、血中循環がん細胞(CTC)の検査を使ってギリシャでチェックしてもらい、結果を見ながら抗がん剤を選択すると的確にがん細胞を叩けます。治療においては、オプジーボとヤーボイは必ず一緒に利用しています。オプジーボの効果を上げるためには、水素ガスの吸入が有用です。オプジーボ単独で使用するよりも、水素ガス吸入を併用することで約3倍もの効果が上がることがわかっており、使用量は標準の6分の1まで抑えることが可能になります。
水素には、がん免疫サイクルを活性化させる力があります。患者様の状態や経験によって、オプジーボやヤーボイは使い分けることが大切です。
すべてのがんの5年生存率は16%程度といわれていますが、赤木メソッドでは約70%の患者様が生存日数を伸ばしています。ステージ4の患者様でもすっかり元気を取り戻され、日常生活を送られている方もおられます。すべての患者様が免疫療法で治癒するわけではありませんが、「免疫療法でがんを克服する時代は夢ではなくなった」と実感しております。
現在は、がん治療の転換期にあります。2018年に本庶佑先生がキラーT細胞に発現するPD-1を特定したのち、オプジーボを開発され、ノーベル生物学・医学賞を受賞されました。「医療の力でがんを排除する時代」から「免疫の力でがんを治していく時代へ」、確実にパラダイムシフトは起きています。本庶佑先生もノーベル・プライズ・ダイアログ東京2019のスピーチで、「現在、免疫療法はセカンドライン、サードラインで選ばれています。将来は、より多くの患者が、ファーストラインで免疫療法を受けるようになることを願っています」と語られています。
予防医学の道に進まれている小山和作医師は、88歳で下部咽頭がんのステージ4を発症していました。標準医療を提供している病院へ受診すると「すぐに入院し手術しなければ命が危ない」と告げられ、声が出なくなり食事も流動食になることを覚悟する必要があると診断されました。ところが、私の楽観的な治療方針に救われたと話されています。実際に治療を始めて1週間でがんが縮小されたときには、ガッツポーズされていたのが印象的です。「病は気から」といいますが、「病気を治すためにも、この治療をやり遂げるんだ」という強い気持ちのある方は、やはり治りが早いと実感しております。
「がんを切らずに治したい方」や「がん治療の副作用に悩まれている方」が多く来院されています。その他には、難治性がんやステージ4の末期がんの患者様も、赤木メソッドを希望されております。他の病院で「治療法がありません」と診断された場合でも、当院にセカンドオピニオンを求める方もいらっしゃいます。
標準治療を受けることが可能なステージ1~2の患者様のなかにも、「手術をしたくない」「抗がん剤を使いたくない」と考える方は赤木メソッドを選択されています。たった1つしかない大切な臓器や女性機能、男性機能を守るためにも、「切らずに治す」赤木メソッドを支持して下さる方が全国から来院されています。
「余命〇ヵ月です」と宣告された患者様のほとんどは、それを受け入れることは難しいでしょう。「生きることを諦めたくない」と考える多くの方が、赤木メソッドをご希望されています。実際に、赤木メソッドで治療を行うことで大変よい効果が出て、元気に診察室に入ってこられる患者様もいらっしゃいます。
身近な家族が抗がん剤治療を経験したのを目の当たりにし、「あんなに苦しそうな治療はしたくない」と考える方も当院を訪れています。臓器を切除し、抗がん剤の副作用で苦しむ姿を間近で見ることで、抗がん剤治療の過酷さを肌で感じられている方が多くいらっしゃいます。そのような患者様が痛みや苦痛を感じることなく、がん治療を進められるのが赤木メソッドです。
患者様ご本人が受診したがらない場合、ご家族の方が直接ご相談頂くことも可能です。その場合は、紹介状あるいは診断名・治療内容や治療履歴が分かる書類、データ、セカンドオピニオン代金2万円が必要となりますので、ご了承ください。家族から免疫療法の有用性を説明されることで、治療に前向きになれる患者様もなかにはいらっしゃいます。
また、がんの症状に悩まれている方だけではなく、予防治療として赤木メソッドを希望される患者様も増えてきました。令和5年7月には当院で「水素サロンShizuku」をオープンいたしました。最新の水素ガス吸入器に加えて、水素風呂を簡単にご自宅で楽しめる機器や医学的に認められているサプリメントなどもご紹介しております。「水素吸入に不安がある」という方のための水素体験会や「がんとの向き合い方」講演会なども盛んに実施しております。水素吸入やがんとの向き合い方にご興味がある方や当院での治療を検討されている方は、公式サイトからご予約をお願いいたします。
「がんを諦めずに治療したい」「がんと共に歩める人生を送りたい」と考える方は、ぜひ当院へご相談ください。